エアコン修理 三連戦、そして終結？

異常に気づいたのは、エアコン掃除が入ったその日の午後のことでした。

異音がし始めた。。。

プロペラが回るようなブロロロロロ…という音が、ずーっと鳴っています。エアコン掃除が来る前はこんな音しなかったのになあ。

修理その１

マネージメントに連絡すると（英語でOK）、修理スタッフが来ました。修理屋さんはマンションお付きの用務員さんみたいなイメージでしょうか。天井を開けて、ちょちょっと見て、エアコン部分と屋根裏を隔てる蓋に銀色のガムテープを貼って、「良くなったよね？」と言います。確かに音は消えたかも。テリマカシー、と見送りました。

修理その２

その日の夜にはすでにブロロロ音は復活しました。たぶん、ちょっとしたことで音が消えていただけで、根本的な解決はしてなかったんだな、と思いました。再度マネージメントに連絡。「異音、消えません。もう一回来てください。」と頼みました。今度は中年二人組のおっちゃんが来ました。ベテランそうな人が、「たぶん内部のファンが歪んでいるから音が出るんだと思う。とりあえず今、音は消えたから、これでいいね。」というようなことを言っていました。「テリマカシー。」

リラックスモードで楽しそうに作業するオッチャンら♪ 

するとそのあとから新たな異音が加わりました。金属が響くような、キンキンキラキラキンキン〜のような高くて小さい音がします。エアコンの下にある棚の扉を強めに閉めるとその衝撃で音が消えますが、数十秒後にはまた復活します。

そしてさらに。異臭がしてきました。完全にカビの匂いです。日本でも経験したことのある、カビ臭〜い匂いがエアコンの吹き出し口からどんどん出て来ます。設定温度を２６度ぐらいにするとしますが、２４度とか低めにすると治ります。でも、寒いし！音は最悪、いいとしてもカビ臭は体にも有害そうだし、だめだ！と再度マネージメントに連絡。今度はエアコンの内部に詳しい人に来てもらって欲しい、とリクエスト。

修理その３ー１

お兄さん二人とおじさんが来ました。おじさんは、大阪の芸人さんのほうな風貌。ベテラン感がすごいです。お兄さんが天井の蓋を開けて、おじさんに相談しています。結論、ブロワーという部分のファンを洗うと匂いは解決すると思う、とのこと。ファンの洗浄は別途、工賃がいるというので、不動産屋さんの頼りになるお姉さんを通してオーナーに交渉してもらいました。3000円ぐらいだったのであっさりOKが出て、日を改めて調整して、再度来てもらうことに。

修理その３ー２

エアコンに詳しいらしいお兄さん２名が来ました。まず、ブロワー部分を天井裏から外して来ます。真ん中はモーターらしく、コイルとか配線が見えています。最初、ファンをそこから取り外さずに、ビニール袋をかぶせて恐る恐るファンを洗っていたので、「ファンを外して洗うんじゃないの？モーターに水かかってると思うよ？」と内心、心配していましたが、言葉の壁により伝達できず、見守っていました。

洗っているのをじっと見守っていたら、両側についているファンのうち片側の回り方がおかしいことに気がつきました。明らかに軸を中心に回っていない。この前のオッサンが言ってたことを思い出しました。「ファンが歪んでるんや。そのせいで音がするし、ちゃんと回ってへんせいでカビの匂いも出てると思う。」

このファンがちゃんと回ってないのがダメなんだ！

それを動画に撮り、「みて！みて！」とお兄さんに見せて、理解してもらいました（その理解までもかなり苦労した）。お兄さんはファンのカバーを開けて、ファンを手でゆっくり回します。やはり歪んだ円を描きながら回るファン。すると、ファン本体を手でグイグイ押し始めました。何度も何度もグイグイ！グイグイ！と。えええ！！そんなことしたらファンも壊れるし、ファンを支える軸が曲がってしまうぞ。そもそも、軸は正常とわかったのか？曲がってるのがファンではなく軸だったらどうするの？ああぁ心配だ！

そこへ頼れる不動産屋の担当者のお姉さんが登場。賢いし気が回るし、この国における1000年に1人の逸材。この人に私の訴えを聞いてもらい、お兄さんに伝えてもらえました。

①ファンはちゃんとブロワー本体から外して洗ってください。

②ファンが曲がってるのか軸が曲がってるのか明確にしてください。

③ファンが曲がっているのなら、手で押したって無駄なので新しいファンに取り替えてください。

いとも簡単にあっさり伝わりました。ありがたい！！その方向で作業が進むことになりました。

しかし、２人のお兄さんはとても効率が悪く、１人が作業しているのを１人が見つめている、という時間が長く、結局作業に途方もない時間がかかり、３台のブロワーを外して洗浄する、という作業に朝１０時から夕方１８時頃までかかりました。その間、見張りをしていた私もクタクタです。お兄さん達もクタクタだったので、「チャペや？（疲れたね！）」と労い、それぞれにちょっとだけチップを渡して、当日の修理を終わりました。

新しいファンを取り寄せるのに１ヶ月かかると言われたので、お願いしますと口頭で言ったけど伝わってるのかな。。。リビングのファンだったので、ここが壊れたままはつらい、と思い、あんまり使わないマスターベッドルームのファンを転用しているため、影響は小さいのですが、早くこの一件を終わらせたい！

1ヶ月後につづく…

その後

３週間が経ったので、エージェント経由で「パーツは順調に届きそうですか？」とジャブを打ってみました。すると、「パーツの入手に時間がかかっているので、1ヶ月以内に届かないかもしれない。」という返事をもらいましたが、数日後「パーツが来たよ！」という連絡が来ました。どないなっとんねん。

前回同様のお兄さん２、３人が新品のパーツを持って現れました。片方のファンだけがダメだったんですが、念入りに（？）両方のファンを取り替えてくれました。

終日かかるかも、と脅されていましたがちゃんと時間通りに来て、午前中いっぱいで終わり、テスト運転をして、床に散らばったゴミをキチンとほうきで掃き掃除もして、帰って行ってくれました。（この点はいつも素晴らしい）

今回取り替えたのはマスターベッドルームのファンで（元々ダメになっていたリビング用と交換していた）その部屋にブロワーがある関係で、音は相変わらずうるさいのですが、基本、異音はしなくなりました（なぜか時々するけど）。

しかし！！！そうこうしている内に今度は、リビングルームのエアコンがカビ臭くなってきたではありませんか…。で、またクリーニングが来てー、不調が発生してー、修理が来るのか……！？！？

無間地獄だ、これは無間地獄に違いない。もうイヤだ。もう知らない。