ラマダン2018
私はムスリムではないので一口も断食したりすることもなく、毎日たらふくご飯を頂いていますが、勝手に今年のラマダンについてまとめてみようと思います。
日程
ラマダン(断食)開始日の決定:5/15 ←遅い!
ラマダンスタート:5/17
断食明け大祭当日と翌日:6/15, 6/16
レバラン休み:6/11〜6/19(会社によっても多少違います)
出来事
5/8 西ジャワ州デポックの留置施設で暴動
5/13スラバヤ市内のキリスト教会3ヶ所で爆弾が爆発
5/14スラバヤ市内の警察署で爆発
5/16リアウ州の警察署襲撃
6/27統一地方首長選挙 テロを企てた容疑者が多数、未然に逮捕される
7/5東ジャワ州パスルアンで爆発
ショッピングモールやスタバに行くのは危険、というお触れ(気をつけましょう、的な、学校や企業で回覧される文章)を頂いたので参考にしました。警察や宗教施設も危ないですね。ジャカルタでは目立った事件は起きなくてよかったです。
人々
運転手さんは無駄に残業させたりしないようにしました。1日の断食が明けるタイミング以降まで拘束するときは、お祈り&お食事時間をあげるようにしました。お店のスタッフはどことなくしんどそうで、ガソリンスタンドではお姉さんがグッタリしていて、いつもカードが使えるのにその日は使えませんでした。みなさん省エネモードのようです。しっかり働いてこそ「節制」なんじゃないの?とか正論を言ってみても何も始まらないので耐えるのみです。レバラン休みが決定したのもギリギリ前でした。
レストランなど
スタバやマクドナルド等、路面に店舗を構える外資系の飲食店はブラインドを下ろしてひっそり営業。閉店しているのかな?と思いましたがやってました。モールの中のレストランは堂々と営業していました。昼間に店に入ると中には中華系と外国人しかいないのかと思いきや、ヒジャブの人やインドネシア人の人も座っていて「??」となりました。
夕方になると、その日の断食明けを待つ人々がテーブルで料理とジュースを前に座って時間が来るのを待って、時間が来るとカンパーイ!といった具合で楽しむ姿も見られました。
断食=あんまり派手に食べない、家でひっそり食べるのかなと思っていましたが実は正反対で、夜こそパーっといくらしく、レストランが普段より忙しくなります。ラマダンプロモとかいってレストランの営業競争は勢いづき、さらにはラマダン時期なので〜と焼肉食べ放題の店は値上げしていました。
ラマダン前からラマダン中のお店の様子
1日の断食明けはまずシロップを飲む、ということらしいです。
知らんけど。
突如、大量に売られ始めるABC社のジュース。
干したナツメ(デーツ)
これも断食明け直後にお腹に入れる用でしょう。
イスラムぽい服も新調しよう!
イスラム服のおじさんが肩からかけて歩いているあの布も。
びっくりした。怖いよ。
これがよくわからないんですが。棚ごと売っています。
中身はお菓子とか紅茶。誰かにあげるんだろう。
高級モールもイスラムっぽいデコレーションに。
スタバのカップもイスラム風の模様になりました。かわいい。
ハーゲンダッツのアイスケーキもモスク型と太鼓型ができました。
日系のお菓子屋さんもモスク型のバスケットを発売。ほしい!
断食はただのつらい修行で、暗い感じなのかと思っていましたが、案外、団欒と宗教に浸る時間であり、レバラン前のワクワク気分もあるんだと感じました。物騒なことがこれ以上起きないことを願うばかりです!