Gとの戦いに新風を吹き込む

昨晩、ジャカルタに来て初めてGが出ました。人類よりも太古の昔からこの地球に存在していたとも言われるG先輩。※長文且つGに関する描写（文字のみ）があります。それすら嫌いな方はご注意ください。インドネシア　ゴキブリ　ごきぶり

夕方、洗濯物を入れるカゴを片付けようとしたら、縁の所にいました。洗濯機のある部屋で外部との接触が一番多い場所なので、外から侵入したのだと思います。

うわああぁ！と叫びながら後ずさりして、洗濯の部屋と台所の間のドアを閉めて、ガラスのところから覗いて様子を伺いました。

うちには直接対決をする類の化学兵器がありません。そこにあった金鳥蚊がいなくなるスプレーを手に取りました。蚊は殺せてもGはどうなんだ。でも、金魚鉢があるところで使うと金魚が死んでしまうらしいし、大きな個体に対する殺傷能力も多少あるだろう。弱るだけでもいい、逃げ出してくれたらなおいい。よし、これで行こう。

再びガラス戸のところに戻ると、悠々とした佇まいで鎮座するGが先輩風を吹かせていました。蚊対策の兵器のため、若干心許なかったので、４回プッシュ。すぐさまドアを閉めて、またガラスの窓から様子を見ます。※皆さんは用法用量を守って正しくお使い下さい。

依然、余裕の表情を見せるG先輩。しかし、数十秒経った頃、異変が起きます。洗濯カゴを伝って下に降りようとしたG先輩は、少し足元がよたついたのです。

G「…（ああぁ！）」

なんとか体制を立て直して、地面に降り立ちます。すると、鬼の形相で走り回り始めました。効いてる？効いてるのか？でも、無理。走ってるとか無理…と私もかなり動揺しましたが、じっとガラスの向こうを見つめ続けました。最終的にどこに行ったのか見届ける必要があったからです。しかしG先輩は私にとって死角である洗濯機と壁の間のスペースに逃げ込んでしまい、見えなくなりました。

しばらく休んで、なんとか気持ちを立て直した私は、主人に直接対決のための武器を買って帰って来るようLINEしました。ここで入手できた武器はこれでした。

Baygon

主人が帰って来ました。戦闘再開です。対決は主人に任せて、ガラス窓の向こうから見守ります。ビビる主人。ビビりまくる私。すると主人が瀕死のG先輩を見つけたのです！ひっくり返って、ちょっとだけ動いていたとのこと。なんと！蚊のスプレーでGをやっつけたなんて！！無理だと思っていたので、最高の気分です。生きていく勇気が湧いて来ました。

主人がGパイセンの介錯を買って出ました。Baygonスプレーを上からシュッと吹き付けるとGパイセンは動きを完全に止めました。Gパイセンのなきがらは丁重に処理されました。これで安心して寝ることができます。

ありがとう！金鳥。

ありがとう！バイゴン。

ありがとう主人！

でも、最近もっとすごいのができたよ、とLINEで報告した友達に教えてもらったのがこれです。その名もゴいスー。ゴキブリがいなくなるスプレー。次の帰国で絶対買う！ 

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